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  • 執筆者の写真Yoji Yoshizawa

ホテル・ルワンダ

更新日:2019年3月21日

前投稿の国際会議終了後、ヴェネツィアから、ベルギーのブリュッセルへと飛びました。これまた1週間滞在だったので、日中の会議終了後、ブルージュやパリまで足を延ばせばよかったのですが、相変わらずの出不精で、ブリュッセルを探索するのみに終わりました。

ブリュッセルは中学時代に訪れたこともあり、その時同様、あまり面白くないところだなという感想でした。数名の方に色々なお店で接待していただいたのですが、ホワイトさんという方に連れて行っていただいたグランプラス近くの「オーゲンブリック」と、ウェリントン(とイギリスでは習いますが、実はプロイセン・オランダ軍との連合です)がナポレオンを破ったワーテルローのすぐ近くのレストランが、とても印象に残っています。


ブリュッセルは長く住むと確実に寿命が縮まると思わせるほど、料理と酒がおいしいのです。ベルギーはビールでも有名ですが、ワインも最高です。


ワーテルロー近くのお店でホワイトさんとワインをガンガン飲みながら、私はラパン(ウサギ肉)とワイルドライスを楽しみました。私たちのテーブルを担当してくれていたのは、とても綺麗なアフリカ人女性でした。ほろ酔い気分で、彼女と軽口をかわしていたのですが、「ところであなたは、どこ出身なの?」との問いから私たちの会話の軽さが吹っ飛びました。彼女の答えは、「ルワンダ」。


確か1996年頃の話です。ルワンダの内戦から逃れて、かつては植民地支配国であったベルギーに来ていたとのこと。1994年に勃発した、フツ系政府と同族過激派によるツチ族とフツ族穏健派の虐殺の一端はこの映画に描かれています。


現在は、平和が取り戻されているルワンダ。あの子は祖国に帰ったのでしょうか。平和な日常を求め、移り住んだベルギーではイスラムテロが頻発しています。



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