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  • 執筆者の写真Yoji Yoshizawa

更新日:2020年2月12日

寒い日が続いています。東京の寒さは、山のそれとは異なるように感じてしまいます。私としては珍しく、室内でもセーターを着て、ソックスを履いています。 10日の吉見さんとのライブ以降、新たなる即興演奏のベースとなる曲作りをしています。リズムについて色々とアイディアが浮かんできますが、同時に改めて、さまざまな勉強をやり直し、創作に活用しようと資料を読み漁る日々が続いています。 インド音楽ではターラというビートのブロックがあります。たとえばティーンタル(Teental)は16のビートでひとつのブロックになります。フラメンコではコンパスというブロックがありますが、こちらは12(たまに6)のビートで構成されます。ティーンタルの場合は記譜を16/4、フラメンコであれば(多くの教則本では正しく表記しませんが)12/4とします。 インド音楽にはルーパックタル(Rupak TalあるいはTaal)という7つのビート(3+2+2)でひと回りするものがあります。これを3+2+2という数え方でメロディーや即興のもとにすることは出来るのですが、これに異なる数え方を上乗せすることにより、システマチックに面白いシンコペーションが得られるのではと考えています。 たとえば、7つでひと回りなのであれば、2回だと14のビートが与えられるわけです。これを5+5+4に取れば、ルーパックタルが2周して、あたまのビート(インド音楽のサム)に合うわけです。 小さなリズム音価の異なるグルーピングでの作曲は、ハンガリーの現代音楽作曲家のリゲッティの作品にも見られます。7つのビートのフレーズが右手、左手は5つのものなんて使い方が出来る発想です。 さらに、機械的にこのようなことをやっても、面白くはなく、そのように複合されたリズムがどのような効果をトータルで醸し出すかが問題となります。そのことから、もうひとつ、異なる角度からの勉強が役に立つと同時に、研究模索の方向性を示してくれます。ポリリズムです。 上記リゲッティは中央アフリカのアカ族の音楽からポリリズム的な発想を得ています。 アカ族の音楽には、他の民族音楽同様、ポリリズムによる「グルーヴ」があります。この「グルーヴ」を私なりの方法論で作り出す作業がとても面白い毎日となっています。



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  • 執筆者の写真Yoji Yoshizawa

昨年、誤って削除してしまったSoundCloudですが、新規アカウントを作成し再開いたしました。オフィシャルサイト内からもアクセスできます。2020年1月10日、吉澤x吉見Duoから一曲アップロードいたしました。長い曲ですが、アンビエントなサウンドとしてもお楽しみいたけると思います。


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  • 執筆者の写真Yoji Yoshizawa

更新日:2020年1月11日

昨晩のライブ、無事終了いたしました。ありがとうございました! 毎度のことですが、吉見さんとのDuoは知性+感性の「音対話」となり、とても楽しめます。そして、いつもながら私たちの会話を暖かく見守っていただいている皆さんには感謝しきりです。今年は、さらにパワーアップした内容をお届けしたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします! 次回は、3月14日にHome Groundとさせていただいている、町田Into The Blue(19:30開演)となります。




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