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  • 執筆者の写真Yoji Yoshizawa

Ram Ramirez

Gregory'sの先輩たちからは可愛がってもらい、出番が終わると普通では足を踏み入れられないようなところへ連れて行ってもらいました。ハーレムで色が黒くないのは私だけといったようなお店です。


そういった場所のひとつでロジャー・”ラム”・ラミレズに紹介されました。ビリー・ホリディのために書かれたこの曲の共作者である彼は10代の私にとっては怖い感じの人でした。ビリー・ホリディやチャーリー・パーカーが活躍したアメリカ公民権運動前のジャズマンにとってはタフでなければ生きて行けなかったのでしょう。ショービジネス人らしく、白い歯を見せて笑っているのですが修羅場をくぐってきた凄みがありました。

「Lover Man」はビリー・ホリディをはじめ多くのジャズマンがとりあげている名曲です。


チャーリー・パーカーのバージョンは名演というより、彼が薬でボロボロの状態で録音されたことが有名で、かの天才の死への序章として感慨深いものがあります。


Ram Ramirez

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