• Yoji Yoshizawa

Fuzzy 2003.8.15~2019.4.18   

2018年7月14日の膀胱癌診断以降、2回の手術を耐えてくれ、279日、生きる意志を私たちに示してくれ続けたFuzzy(ファービー、ビーちゃん、ファー)が、4月18日、午前9:30に天使になりました。最後は息ができず苦しそうでしたが、酸素吸入をしてあげると多少落ち着き、平和に眠るかのように旅立ちました。 我が家に最後に来たのはFuzzy。Princessおねーちゃんや、Eddieお兄ちゃん、そしてOzzieお兄ちゃんが怖くてたいへんだったことでしょう。小さかった彼を妻は可愛がって、ファミリーに一員になれるようにしてくれました。男の猫ちゃんなので、マイペースで神出鬼没、我が家では「忍者」と呼ぶほど静かに家じゅうを徘徊したり、思いもよらぬスペースで寝ていたりする子でした。


蓼科では、1階の私の書斎で良く時間を過ごしてくれていました。プーちゃんのようにキーボードの上を走って、かまってくれという主張はせず、振り向くと、連結された部屋のソファで寝ていたりする子でした。 お散歩も、おにいちゃんのOzzieの後を、恐る恐るついて行くところから始め、家の前をずいぶん歩くようになってくれました。たまに日照があり、気持ちの良い日には、地面で寝っ転がったりして、「汚れる!」と妻に怒られていました。 好奇心旺盛で、書斎前の野生動物が闊歩するエリアに出たがりましたが、エキノコックスなど、さまざまな病気などの心配から妻には止められていました。彼の生きている間、私は内緒で2回、書斎のドアからワイルドな環境を歩かせてあげました。野生の環境はおっかなかったようで、すぐに戻っては来ましたが、それなりに満足したようでした。 プーちゃんに最後にマタタビを挙げた時は、ファーもご相伴に預かり、蓼科の暖炉脇のソファーがふたりのじゃれあいの場となりました。プーちゃんがなくなる前には最後のグルーミングをしてあげたのもFuzzyでした。 エピソードは尽きません。生きている間、私たちの体の一部であった子です。今、何を見ても、彼を思い出します。

15歳8カ月、この世界に居てくれて、私たちの家族のかけがいのない一因として我が家を暖かくしてくれていたファー…。「ありがとう」、「本当にありがとう」の言葉がまず念頭に浮かびます。そして妻が連呼していた「I Love You」。そう遠くない時期に、プーちゃんと一緒に天国で、私のルネッサンス・リュートの弦交換にふたりで現れ、猫パンチして邪魔をしてくれるのだと信じています。それが本当に楽しみです。 *** そして… どこか生気のなくなった家に佇むと…


ただ、ただ哀しく、涙が止まりません。 ファービー、I Love You。We'll be together again soon.


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