• Yoji Yoshizawa

私の音楽的ルーツ(19)

「The Boat That Rocked」(邦題:パイレーツロック)は2009年のイギリス映画で、反体制の象徴であるポピュラー音楽を警察権力の手が及びにくい海上から放送していた人たちの実話に基づいているものです。


この映画のモデルは、1964年から放送を開始したラジオ・キャロラインではないかと思うのですが、複数の海賊ラジオ局のハイブリッドなのでしょう。ラジオ・キャロラインは、68年のイギリスの海事犯罪法によりイギリス市民が(広告を含め)関係を持つことが禁じられ、海上から姿を消すことになります。


1924年開局のラジオ・ルクセンブルグは無許可越境放送が海賊ラジオ行為と見做されており、イギリスでは聴くことも違法でした。時効ですから告白しますが、ローティーンの頃の私は布団にもぐりこみ毎晩、この違法放送を聴いていました。

BBCなど正規のラジオ局では聴けないプログレやロックがかかるのです。またイギリス国内と若干の温度差があり、Christieの「Yellow River」なんかがかかるんですね。ヨーロッパ本土を旅行すると夜店からChristieが聴こえてきたりして、ラジオ・ルクセンブルグはやはり大陸の局なんだなと納得した思い出もあります。

ラジオ・ルクセンブルグのヘビロテ曲で印象に残っているのがThe Doorsの「Riders On The Storm」とこの曲です。ギターはアルバート・リーで、クラプトンのサポートギタリストとしても来日しています。

アルバートは所謂カントリー・ブルーグラスのスタイルで演奏するのですが、生粋のイギリス人です。Deep PurpleのJon Lordの「Gemini Suite」ではリッチーに代わりオープニングの「Guitar」でギターを弾いています。これをコピーしようと思ったのですが、あまりにも速くてまったく歯が立ちませんでした。ギター歴2,3年では当たり前ですが(笑)

こういうスタイルでの演奏ってずいぶん演っていないのですが、今日はすこし思い出してみることにします。ちょうど一昨日、右親指を怪我してピックじゃないと演奏できなくなっている状態でもありますのでちょうど良い機会です。


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