Yoji Yoshizawa
人が住むところ
現在の茅野駅周辺5kmぐらい(方向にもよるが)は標高800mぐらいの高地にあるが平坦である。耕地としても縄文時代にさかのぼり耕しやすいエリアが多いことは国宝の出土によっても推察される(原村、富士見町に関しては江戸時代に坂本養川による農業用水路により開拓可能となった)。
茅野市からビーナスラインを蓼科方面へ走ると20分程度で蓼科カントリークラブの先に蓼科湖が見える。周辺には宿泊施設などが多く見られ蓼科湖が観光資源であるからという理由は容易に理解できる。
しかしもうひとつ興味ぶかい解釈がある。皇室御用達のあらら木本舗 (九増兵衛餅が美味い)の歴史を土地の人に聞いたところ、このようなビジネスは農家の次男坊・三男坊らが家を継げずに新たに創り上げたものとのこと。平らな農耕地を追われ(?)向かった先は山。人口分布の仕方という観点からも面白い。